2007年10月14日日曜日

10.13制作(4日目)

宇部日報の記事を見て手伝いたいと電話をくれた人が、既に現場で待っていてくれた。知り合いの紹介でもない純粋な志願者は初めてで、こんなこともあるのかと奇遇なそして慌ただしい一日が静かに始まった。

電話で手伝いを申し出てくれた吉永さんと絵を描きながら話しをしてみると、娘さんは大学で、美学科と云う。お母さんがこう云った活動に理解があるのも少し分かってきたが、次の瞬間手が止まった。奥津先生の所に2年間居候し、YICAの事務局をしていると云う。ここ数年、YICAにはご無沙汰だったで、僕は事務局の人を知らなかった。そう言えば宇部出身の学生さんを一度紹介されたことがあったことを思い出した。YICAは正式な名称を山口現代美術研究所と云い、山口の現代美術をリードしているNPO機関で大学の先生達や地元アーティストらを中心に運営されている。私見だが、山口に秋吉台国際芸術村や山口情報芸術センターのようなハードな?専門的な?現代美術系施設ができたのは、YICAの存在が無くしてはあり得なかったと思っている。

午後、YICAのメンバーでもあり、国民文化祭の彫刻展出品作家で宇部では馴染みのある中野先生と芸術村の原田さんと服部くんが見学に訪れてくれた。事務局の吉永さんのお母さんと云うことで本人が居ないところで、ご対面となった。その後、中野先生はシャッターに筆を入れて行ってくれた。

いつものように鎌田さんはさりげなく手伝いに来てくれたのは感謝するところなのだが、土曜日は用事がある日じゃなかったのか気掛かりだった。

今日はお茶の用意がなく、手伝ってくれる人が多かったので、出費が心配だったが、タイミング良く山本さんがお茶を持ってきてくれた。その前に、中本さんは手作りケーキを取りに帰ってくれ、差し入れてくれた。(感謝)

吉永さんは娘さんに声をかけてくれたのか、原田さんがお母さんと会ったことを伝えてくれたのか、自宅で終了論文を書いていた吉永さんの娘さんが現場に駆け付けてくれた。結局、最後の片づけまで手伝って行ってくれた。

休憩でベンチに座っていたら、後から僕を引っ張る園児がいた。街の子どもは悪戯好きなのか、僕は子どもに悪戯される隙があるのか、、、と思っていたら、先週通り掛かりに手伝ってくれた現場近くの園児〜栄輝くんだった。帰りに覗いてみてくれた。うれしいね。

片づけ近くの時間になり、藤井さんが作家を連れて現場に立ち寄ってくれた。よく見ると、、、中島くん!
彼は大学の後輩で、現在長崎に帰って作家活動をしており、今回は彫刻展関連のワークショップで、宇部に招待されていた。懐かしい話しが盛り上がりつつ壁画も手伝ってくれ、この日の作業を終えた。


参加者:吉永さん、中本さん、矢吹くん、中野先生、鎌田さん、山本さん、吉永さんの娘さん、中島くん
見学者:二日酔いの生活保護者、原田さん、服部くん、入れ墨をした妖しい兄さんの2人組、逍雲堂美術館でちぎり絵の先生、塗装屋さんと云う夫妻、友利さん、友利さんの生徒、栄輝くん、栄輝くんのお母さんと弟、藤井さん、他
差し入れ:みかん(毎年シャッターを見守ってくれる近所のおばさん)、パウンドケーキ(中本さん)、麦茶(山本さん)、おにぎり&唐揚げとコーヒー(友利さん)、せんべい(紅屋さん)
皆さんいつもありがとうございました。

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